まとまった報告事項がないので、ドイツの授業に関する報告を。
授業の時間は基本的に90分で授業と授業の間は30分の休憩があります。
朝一番の授業は8時15分から、最終の授業は18時15分からとなり、日本のような昼休み休憩はありません。ひたすら90分講義30分休憩のサイクルが続くので、お昼を挟んで授業があるときは昼食抜きか3時ごろに食べる羽目になってしまいます。
僕が今とっている授業の概要が以下の写真。
6つの講義(日本換算で約20単位分)をとっています。
DaFというのはドイツ語の語学コースで、その他は大学院生向けの講義。
研究っぽい活動はできないけど、こちらではJournal Clubという論文発表の講義があります。教授2人が担当し、何人かドクターの学生を呼び出してくれて、彼らの前でマスターの学生が論文発表プレゼンをして、ぼこぼこにされるというような講義。
また、実際に種苗会社の研究者が講義に来てくれて、研究内容や会社の概要やマーケッティング戦略などを話す講義があって、新鮮で楽しいです。
他の講義では案外パソコンを使うものが多いです。R言語やLinux、SPSSといった統計解析ソフトの使い方を習っております。日本ではかすりもしなかった分野なのですが、こちらの学生はみんな「Rは必須、将来Rの時代が来る」的なことを言い、すごい勢いで勉強してます。
総じて、講義は新鮮な内容が多く、周りも留学生だらけで優秀すぎる環境です。パーティーも減ったので、夜はRをひたすら勉強し、ビールを飲んで寝るという、典型的なドイツの理系大学生院生を装えてると個人的には思ってます。
こちらのマスターの学生は卒業に必要な単位をすべて取り終えないと、修論のための研究ができず、基本的に講義を中心とした生活を送っています。
中にはポスドクやコースのコーディネーターと一緒に受ける講義もあるようで、講義に対する姿勢は日本とは全く違うようです。
ただ、大学のラボで研究する前に、多くの学生が企業での2か月程度のインターンシップで研究を若干経験しているようです。
大学のシステムなのですが、日本よりも学生の勉強意欲に応えるシステムとなっております。
すべての講義資料が大学サイトのマイページにアップロードされ、履修生徒の成績分布の公表までされます。また、前年度の講義資料も見ることができるため、良い成績が欲しい生徒は一度、前年度の講義資料に目を通してから、講義を履修しているようです。
テストに関しても、セメスター終わりか長期休み明けの2つの選択肢があり、追試も2回まで受け付けてくれるらしいです。テストの難易度とはまだわかりませんが、これだけ聞くと、とても学生に優しい。
学生も優しくて、講義終了後は講師に感謝の意を伝えるために第一関節で机をノックするように叩く文化があります。
長くなってしまいましたが、留学っぽさを出してみました。
次回は写真多めの食べ物ネタを企画中。
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